Tree 17

Tree 17の基本的なデザインやサイズなどの基本要素はTreeと同じです。違いは背板の上から背柱と後脚に繋がるエッジが緩やかな曲面に削り落とされていることです。

現代の椅子のほとんどはヨーロッパの概念をベースとして出来ている製品がほとんどです。しかし、椅子の起源は様々な国々で自発的に生まれました。Treeは「日本の椅子」というテーマの元に、簡潔・清楚・静寂・普遍・品格を念頭に置いて、いかにシンプルに椅子としての機能的要素を満たし、簡潔な構造の中に静寂さや品格を宿らせることができるかを問いました。シンプルでありながら、日本的な佇まいと魅力が宿る椅子とは何かというテーマは、今も追い続けるテーマでもあります。単純であればあるほどに、素材や構造、細かなディテールが問われます。この椅子では後脚の角度と背柱の角度とその位置、そして全体に対しての背板のボリュームのバランスを大切にしました。背中のコーナーをアールに面取りすることで、全体に柔らかく、優しい無垢材の素材感をより際立たせています。

TreeとTree 17 の違いは背板と背柱の形状のエッジの面取りだけです。これは一見すると僅かな違いですが、椅子全体の存在感や佇まいを大きく変えてゆきます。ソリッドでエッジの効いたシャープで素朴な佇まいのTreeと、シンプルな存在感の中により柔らかな印象を持つTree 17の違いは、少しのディテールが椅子の存在感を変えるくらい重要であることを物語ります。

サイズ: W420×D516×H780×SH420
フレーム

座:ファブリック張り(F) / レザー張り(L)