Fan back Windsor (NEW)

ウィンザーチェアの原型は、17世紀にイングランド中部の森林地帯に住む農民が、その土地の雑木を切り出して作った素朴な椅子だとされています。ウィンザーチェアの価値を知るには庶民の生活への理解が不可欠であり、貴族階級の芸術品にも劣らない家具文化の深みがあったと思われます。

丈夫で座り心地が良く、合理的に作られたウィンザーチェアは、時代や地域に合わせて多様化し、今でも椅子をデザインする上で大きな影響を与え続けています。その歴史あるウィンザーチェアの定義には様々な捉え方がありますが、一般的には厚い木製の座面に、脚と背の木パーツがホゾ継ぎで結合された椅子とされています。ホゾ継ぎとは、穴を開けて直接差し込む加工方法で、木のしなりや伸縮も椅子の強度に繋がる合理的な組み立て方です。

このFan back Windsorは、高い技術を持つ職人たちが伝統的な工法で、全て人の手により1脚ずつ丁寧に製作しています。各部材は強度を保ちながら、極限まで細く、繊細に仕上げ、歴史のあるウィンザーチェアの基本的な在り方を忠実に守りながら、日本的な洗練さを追求し、簡潔で美しいウィンザーチェアを目指して作りました。

chairs / stools / benches