Leonardo seamless chair, Leonardo swing arm chair

I-055

 

Leonardo seamless chairはファブリックに包まれた背もたれと座面、4本の脚でシンプルに構成された椅子です。しかしこの椅子は、現在の仕様に至るまでに多くの変遷がありました。現在の背もたれは、ステッチで分けられた表面と裏面の2面で構成されていますが、以前は座面と同じように「側面」が存在していました。この背もたれの在り方で椅子のイメージが大きく変わるため、何度も洗練させるための試みを行いました。現在の椅子のステッチラインは一筆書きのように1本のラインだけで描かれています。座のサイド面は背中面に緩やかに繋がっており、背中面はアールを描いて背もたれの表面のステッチラインに繋がります。複数の面を柔らかな曲面によって繋げることで、シンプルでシームレスなデザインとなりました。

Leonardo swing arm chairはワルツをゆっくりと踊るようなスイング感を持たせながら、甘くなり過ぎないようにエッジの効いた成熟した品格を大切にしました。座った時に両腕がアームに自然に馴染み、座面は手前から奥にかけて幅を絞り込みながら背中を優しく包み込むような形状にしています。

後脚が直線的に立ち上がり、背もたれはこれを受けて背中が心地よくフィットするよう緩やかに後ろに倒れ、自然に繋がるラインを描いています。また、脚と脚を繋ぎ、座面と脚部を繋ぐ座枠には面取を施して、脚部と座面を緩やかに繋いでいます。細かなディテールの積み重ねによってシンプルな中に密度のある品格を持った椅子となりました。

アームチェアは、アームから背もたれに繋がるサイド面のラインを、斜めに立ち上げるストレートなラインから徐々に弓形にカーブしトップラインへと繋がる、有機的な曲線と曲面で形づくりました。アームから背もたれのトップ、そして反対側のアームへと流れるような、スイングするようなラインの組み合わせを意識しています。摘んだような、スイングするようなラインを繰り返して1本のステッチラインで繋ぐことをルールとしました。弓形のラインで構成したシェルは、アームから背もたれまでの厚みが出ないようにスリムなボリューム感を持たせました。脚の太さとシェルの厚みの関係性で全体の軽快さが決まってくるので、存在感が重くならないように全体の厚みを調整しています。ステッチラインはアームの中央から立ち上がり、シェルのトップラインをぐるりと1周して脚と繋がります。シェルと脚の境界線には、1本のパイピングが周されています。

I-055
I-057
I-057
I-057

品番: I-055 / I-057
サイズ: W454×D545×H808×SH435 / W548×D570×H808×SH435×AH580
背・座:
ファブリック張り(F) / レザー張り(L)
本体: