Orient

東京・目黒区の「八雲茶寮」という、民家を改装した飲食店のためにデザインした椅子です。この場所で表現される、日本の食の伝統と美意識の中に溶け込むように、白い帆布のカバーでシェルを包みました。シェルの形状はあくまでシンプルに西洋的な要素を持たせながら、カバーの下から伸びるクロスした脚には、日本的な摺り脚のデザインを採用しました。

その佇まいは、清浄な空気の中に、明治時代や大正時代に西洋文化が到来した時のような文明開化の香りを持っています。ラウンジスペースやウェイティングスペースなどといったロケーションでも使用できる、エレガントで品位のある椅子です。

Designer: Shinichiro Ogata / Simplicity