Standard composition cabinet

リビングやダイニング、ベッドルームなど、空間や用途に合わせて選択できるサイズバリエーションを豊富に揃えました。単体での使用はもちろん、2台、3台と連結させることで、空間を伸びやかに、上質に作り上げることを可能にし、「収納」という機能性に留まらず、空間との融合と家具が放つ静かで、重厚感ある空気を作り上げるキャビネットです。プッシュラッチ仕様による扉や引出しの開閉は、手掛けや取手などの機能や装飾を削ぎ落として、限りなくシンプルなデザインとしました。繊細なラインによって縁取られた本体、扉や引出しが作りだす整然としたグリッドが緊張感を生み、厚突板による深みのある木質感とそれを支える真鍮脚の重厚な存在感が最も際立つシリーズです。

このシリーズの原型となる仕様のエディションです。名前の通り、スタンダードなキャビネットの基本形です。キャビネットの外箱はフレーム構造と言う工法で、キャビネット正面の引き出しが収まる箱の小口面には無垢材によって細く柔らかな2つの曲面で作られています。元々、この小口面はフラットな面で製作していましたが、現在は、キャビネットの外側はエッジが直線でぶつかり合い、キャビネットのそれぞれの面がしっかりと見切られたエッジの立った箱ですが、箱の内側に入る小口面は柔らかな細いアール状に面取を施しました。外箱全体には厚い突板(無垢木板を薄くスライスして下地になる合板に貼り合わせる為の薄い無垢の木板)を突き付けで貼り合わせ、大きな重量感のある無垢の木の塊のような表現にしました。

戦前、収納家具は全て無垢板で作られていましたが、木材の表面に突板を使用することで、木の表情を保ちつつ、材料を効率的に使用してコストを抑え、同時に軽量化を図ってきました。しかし、近年では突板から木目調にプリントしたシートや新建材が表面材として多く使用されるようになりました。私たちは厚い突板を独自で加工しています。その突板が無垢板のような自然な表情となるように木目や色調のバランスを見ながら、人の感性で貼り合わせています。その細やかなひとつひとつの要素の積み重ねが全体を凝縮させ、毅然とした存在感を生み出していると考えています。Standard composition cabinetはComposition cabinetの中ではもっともシンプルな構成のエディションです。使う人が自分の個性や考え方を反映してそれぞれの生活の中に独自の楽曲を生み出せると思います。

品番: C-611 / C-612 / C-622 / C-623 / C-632 / C-633 / C-634 / C-651 / C-652 /
C-654 / C-655 / C-656 / C-657 / C-662 / C-671 / C-672 / C-673 / C-674
サイズ: W600 ~ 2100×D450×H450 ~ 1600本体, 扉:
脚:真鍮 – 磨き / 黒染