Jacket in the Rainbow

クラシックなディテールのフレームに、虹色に見える、角度によって様々な色に変化し表情を変えるガラスを組み合わせました。特定の波長の光を反射し、その他の波長の光を透過する、ダイクロイックという特殊フィルムを貼ったガラスです。コンサバティブなフレームの意匠性とは相反するようで一見ミスマッチに感じるかもしれませんが、使用されるシチュエーションについてあれこれと思いを巡らせながら、このワードローブのあり方を纏めてゆきました。

ワードローブというのは自分の洋服のコレクションを入れておくためのショウケースのような存在です。その扉が木製だと自分が探している服がどこにあるのか、外側からは視認できません。しかし、クリアガラスのように透明な、もしくはコートハンガーのようにむき出しの収納では、衣類が散乱して空間の中にノイズを生み出します。初めはグレーガラスの採用を考えました。グレーガラスであれば、扉を閉めた状態でも中の衣類を確認することができ、さらにスマートな佇まいを見せてくれるはずです。しかし、私たちはもっと挑戦的でアグレッシブな存在感を持つ製品にしたいと考えました。

このワードローブを自分の衣類のコレクションのためだけに使うのではなく、玄関先に置いて客人の上着やコートを掛ける時のことを想定したのです。部屋を訪れた客人は、コートを預けると自分のコートが七色に変化するワードローブの中に収められてゆく姿を見て、喜ぶかもしくは少し驚くでしょう。ユーモアも加味したアートピースのような存在感を楽しんで欲しいと思います。

  

品番: C-801R / C-801G / C-802R / C-802G
サイズ: W650×D650×H1700 / W1200×D650×H1700
フレーム:
扉 / 天板 / 側:
レインボーガラス / グレーガラス