Composition system cabinet

シンプルを極めた自立型の大型テレビ用のキャビネットは造作家具のように固定することはなく、自由に壁面のレイアウトを変えることができます。シンプルな意匠と素材を背景にした大型テレビの存在感は映画などの映像をより美しく演出する背景になるようにデザインしています。

テレビの位置はリビングの中での大きな課題であり、ほとんどの場合はサイドボードや専用のテレビ台の上が一般的となっています。テレビの存在感を活かしつつ、壁面にテレビと収納が美しく一体化したキャビネットは現代のリビングの一つのテーマでもあります。テレビは毎年進化を遂げてデザインはシンプルを極め、極限まで薄型となり大型化してきましたが、そのテレビを受け止めるキャビネットの変化があまりない中で、置き家具としてテレビ全体を内包でき得るキャビネットを思案してきました。

できるだけシンプルにしつつ、機能的にはテレビを取り付けるテレビアームが自在に角度調整できるような柔軟性を持たせることが必要となります。また、テレビや収納した物の重量を支えるだけの全体の耐久性も求められます。そして、大きなキャビネットに軽やかさを持たせるためにキャビネット全体を地面から浮かせるようなデザインとしました。脚はロストワックス製法で作った真鍮の脚と押出成形で製造した真鍮の貫を取り付けることで軽快感を創出しました。

キャビネットの両側は大きな扉の収納となっており、中は自由に高さを変えられる可動棚を設け、様々なサイズの書籍などを自由に収納できるようにしました。またテレビの上部と下部をフラップ式の扉とし、AV機器や細やかな収納のスペースを用意しました。

壁面に大きな無垢の木の質感を出すために厚突板を面材として採用し、ビーズワックス仕上げを基本としています。長く使い込むほどに自然の木の風合いが増してゆくような変化を楽しめる仕様にしたいと考えました。

品番: C-693 / C-694
サイズ: W3000 ~ 4200×D450×H1580
本体, 扉:
脚:
真鍮 – 磨き / 黒染