
急速に進化するテクノロジーは、私たちのコミュニケーションや暮らしのあり方に大きな変化をもたらしています。テレビを中心としてきた従来のリビング空間も、いま改めてその役割を問い直す時期に差し掛かっています。こうした背景のもと、自然な会話や交流が生まれる新しい「集いのかたち」を探ることから、このソファの構想は始まりました。
近年、「非対称」や「不完全さ」という考え方が、空間やものづくりを捉え直す視点として意識されるようになっています。日本文化が育んできた「間」に象徴されるように、非対称の中に美を見いだす感性は、長く受け継がれてきました。そこに、完璧さを求め続ける現代社会への違和感や、未来に対する静かな不安が重なり合い、こうした価値観は、いま改めて根源的なものとして捉え直されています。
非対称性は空間に余白を生み、物事を部分ではなく全体として捉える視点を与えてくれます。不完全であるからこそ自由な価値が生まれ、次の時代へとつながる美意識が宿る。そうした発想の広がりが、プロダクトや空間をより創造的な方向へ導いていきます。
このソファの各モジュールは、柔らかく丸みを帯びたソリッドなフォルムにスリットを施し、角度や形状を少しずつ変えながら、互いに寄り添うように構成されています。非対称性は造形上の特徴にとどまらず、座る向きや距離、姿勢の選択肢を広げ、自然なコミュニケーションを生み出すための仕組みでもあります。
組み合わせ次第で、カウチソファとしての構成や、対話を促す配置、空間を緩やかに分節するレイアウトなど、多様な表情をつくり出します。
Trevesは、人が心地よい距離感でつながり、言葉だけでなく気配までもが交わる、新しい「集いのかたち」を提案するソファコレクションです。



Materials

ナチュラルホワイト

スノーホワイト

ミディアムグレー

チャコールグレー

ソープ

オイル

バイブレーション






















