Horizontal sofa

Horizontal sofaはこれまで製作してきた数々のソファ作りの経験をひとつに集約したソファであり、また、新しいソファの在り方を提示するソファでもあります。Horizontalという名のとおり、水平方向へ広がり、軽やかに浮かび上がったようなイメージを実現したソファです。

このソファの新規性のひとつは、真鍮の脚と、その脚を繋げる真鍮の貫です。この脚と貫はそれぞれ違った製造方法によって出来ています。

脚はロストワックスという鋳造方法によって、貫は押出成形によって製造しています。ロストワックス製法は細かな装飾性のある仏具などに使われています。押出成形は窓枠サッシなど、精度が求められ、長さが必要な製品の製造方法です。真鍮の押出成形を行っている企業は国内にも京都に1社しかありません。また、ロストワックス製法で鋳造している会社も富山県高岡市や日本全国でも僅か数社のみとなっています。このような真鍮の製造方法を組み合わせて、美しい有機的な曲線と曲面が融合したベースが出来ました。このベースの脚によって真鍮の艶のある表情が品格と華やかさを生み、ソファ全体が浮かび上がったような軽快感を作り出しています。

薄い座面と両サイドに繋がるサイドアームの高さは、水平方向へ伸びやかな広がりを生み出しています。座面の構造は座り心地に柔らかさと適度な反発力を実現させるため、ベッドに使われるポケットコイルの小型のパーツを採用しました。ポケットコイルを支える下地にも、ソファの弾力を高めるためのSバネを使用しています。ポケットコイルの上にウレタンシートを、さらに座った時の繊細な触感と柔らかな膨らみを生み出すためにフェザーバッグを載せ、その上にシート状の樹脂綿を敷いて、フェザーの細かな凹凸を解消しています。そして、最後にレザーやファブリックを張り込みます。ソファ内部は木枠といわれる木の構造体が全体の芯材となっており、この木枠の構造がソファの全体の強度と重さを決めているのです。このような多くの要素を複合的に組み合わせて、ひとつの製品を作っています。

Horizontal sofaは水平方向へと広がる意匠によって、アームの存在感が空間の妨げになりません。アームは座面よりも硬く作ってあるのでトレーを置いたり、本を置いたり、または座ったりという様々な使い方が可能です。また、背中をホールドする斜めに立ち上がった背もたれはやや高めに設定しているので、深く座っても十分に背中を支えてくれます。私たちのこれまでのソファでは、プロポーションを意識するあまり低い背もたれのソファが多かったのですが、全体のホリゾンタルな広がり感を阻害することなく、実質的な座り心地を重視した背の高さに設定しました。

この製品は日本国内のみのお取り扱いとなります。
日本国外の方は ē De Padovaよりご購入いただけます。
品番: S-201B(W) / S-202B(W) / S-203B(W)L,R / S-204B(W) / S-205B(W)L,R / S-206B(W) / S-207B(W)L,R
サイズ: W920×D920×H380 ~ W1300×D930×H675×SH380 ~ W2610×D930×H675×SH380
背 / 座:
ファブリック張り(F) / レザー張り(L)
脚:
真鍮 – 磨き / 黒染