Parthenon
2025 Collection

多角柱の形をした有田焼の白磁のサイドテーブルです。側面にはギリシャ建築の柱を連想させる縦方向のゆるやかな溝が施され、繊細な陰影のグラデーションを描き出します。そのフォルムはギリシャ建築の大理石のように厳密な均整を保ったものではありません。焼成の過程で生じるわずかな歪みが焼き物ならではの穏やかさを宿しています。

家具としての白磁の造形はインテリア空間に新鮮な印象をもたらします。モダンな空間にも伝統的な和の空間にも調和し、サイドテーブルとしてはもちろんのこと、単体でオブジェのようにしつらえることで磁器の持つ純粋で静謐な存在感が際立ちます。従来の磁器の概念を超え、素材の新たな可能性を拓くアイテムです。

Materials

磁器
透明釉 

Peter Zumthor collection

side table