Two shades of white
2025 Collection

有田焼の窯元で製作した白磁のベースに、白い麻布のシェードを組み合わせた照明です。十二角柱の直線的な造形と円筒形のシェードのフォルムがコントラストを成し、彫刻のような佇まいを生み出します。

白磁と麻布は、どちらも白色でありながらその質感の違いから光の受け止め方が異なります。磁器の透き通るように白く硬質な表情に対し、わずかにスラブの入った麻布は陰影を含み、温かみのある風合いをたたえています。相反する印象を宿しながらも、どちらの白も素材そのものの色であることがこの照明の本質です。点灯すると質感の違いがさらに際立ち、白磁の凛とした静けさと麻布の素朴な柔らかさが響き合って穏やかな光が満ちてゆきます。

Materials

磁器
無釉
麻布