Iwa ottoman
2025 Collection

「岩」という言葉にはゴツゴツとした硬質な印象があるかもしれませんが、大自然の中で丸みを帯びた大きな石の塊をイメージしています。山から湧き出た水が川となり、その流れの中で年月をかけて角が削られ、なめらかで丸みを帯びた石へと変化していく姿を表現したオットマンのシリーズです。

デザインは、正方形・長方形・三角形・不定台形のさまざまなサイズ構成から成り、単体での使用はもちろん、複数を組み合わせることで自由自在なレイアウトが可能です。これにより、空間に有機的でダイナミックな表情を生み出しています。四隅の継ぎ目部分は、ステッチが交差する一般的な手法ではなく、交差する直前で折り返すことで、丸みのあるフォルムに自然に溶け込むよう工夫されています。また、横に伸びるスリットには、使い道が限られるレザーの残革を当て布として活用しています。これは、岩に入ったひび割れを思わせるアクセントとして機能しています。