
Vista frame shelf は収納を目的とした家具でありながら、空間の中に風景を切り取るためのフレームとしても存在するオープンブックシェルフです。背板を持たない構成により、視線は棚の奥へ、さらにその向こうの空間へと自然に抜けていきます。
従来の突板を使用した製品ではなく、無垢材を用いたブックシェルフとして削ぎ落とされた構成となっており、縦材・横材の木口はさらに薄く削られディティールがつながる様に組み上げる事で静かな意匠性と構造としての緊張感を併せ持っています。
グリッドは、均一な構成のものから、大小異なるフレームが連なり、途切れ、重なり合う構成のものまで、複数のバリエーションによって成り立っています。それらを組み合わせることで、単一の秩序にとどまらない、奥行きのある風景が生まれます。この構成は装飾ではなく、使い手の行為や感覚の多様性を受け止めるための余白です。本やオブジェ、あるいは何も置かれない空間が、ひとつひとつ異なる「景色」として切り取られ、光と影を受け止めることで棚全体の表情をつくり出します。

























