
日本の床の間に見られる「違い棚」の思想と構成を手がかりに、現代の暮らしに寄り添うスケールへと再解釈した棚です。
器や花、書物などを受け止めながら空間の秩序や気配を整えてきた違い棚のあり方を踏まえ、用途をあらかじめ限定せず、リビングやソファまわり、ベッドサイドなど、生活の中で自然に役割を見出していくプロダクトです。
構成は最小限に抑え、面と線の関係性、そして内包されたわずかなずれや間によって生まれる陰影や余白を大切にしました。
棚そのものが主張するのではなく、置かれた物や周囲の環境と呼応しながら、見る角度や光の入り方によって表情を変え、静かに佇みます。
素材には国産のクリ材の柾目を用い、うづくり(浮造り)によって木目の凹凸を際立たせました。光の加減によって濃淡が穏やかに現れ、小ぶりなスケールの中にも素材そのものの存在感が宿ります。
すべてのパーツは簡単に取り外しが可能で、持ち運びや移動にも適した構成としています。




















