
つづくかたち 岡田和枝
Ren Ren(連連)は、職人の手によって一つひとつ削り出される、正六角形の木のピースです。素材には Time & Style の家具と同じ多様な木材が用いられ、家具と響き合う連続した質感によって、空間に奥行きをもたらします。 四つの三角形で構成されたその立体は、光の角度や視点の変化によって様々な陰影を刻み、そこにはプロダクトとしての「明晰さ」と、美術表現としての「含みのある奥行き」が同時に保たれています。 ピース単体で完結した美しさを持ちながら、複数が集まり、色や配置によって新たな関係を結ぶとき、空間にはさらなる広がりが生まれ、「連連」という名が示す通りそれは単体としての自立を保ちながら、場や環境と呼応し、絶えることなく連なっていく可能性を秘めています。 Ren Renの起源は、2014年に北海道・東川町に新設された小学校のアートワークコンペティションに遡ります。岡田和枝が描いた構想をもとに、Time & Style の確かな木工技術によって具現化され、当時の小学生たちと共に創り上げられました。2014年から2016年までの3年間、図工の時間を通じて子どもたちの手を借りて少しずつ増殖し、重なり、一つの風景として完成し、時間と人の手を積み重ねて生まれたこの造形は、その後プロダクトへと展開され、現在に至っています。 Time & Style は、時の経過とともに深まる素材の魅力や、生活の中で育まれる美意識を大切にしてきました。 提示される「つづくかたち」は、そうした思想と共鳴し、インテリアと美術、あるいは「役割を持つかたち」と「表現としての造形」の境界を静かに横断します。 本展では、Time & Style の家具によって構成された複数の「scene」の中に Ren Ren が置かれます。それらの scene は、状況をつくり出し、その在り方が自然に立ち現れる場となっています。プロダクトとしての輪郭を保ちつつ、光や素材、場との関係によって、Ren Ren が見せる多様な表情をどうぞご覧ください。 会期 : 2026年3月20日(金) 〜 4月19日(日)11: 00 〜 20:00

























































