環境に溶け込む家具 KENGO KUMA EXHIBITION

Furniture that blended into the surroundings
環境に溶け込む家具

隈研吾氏の建築は世界の多くの人々に知られるようになりましたが、その建築に設えられる家具のほとんどを
隈氏自らがデザインしていることはあまり知られていません。建築におけるインテリアや家具の仕事については、
通常、建築家ではなくインテリアデザイナーやプロダクトデザイナーの範疇とされていますが、
隈研吾氏は全てのプロジェクトにおいて、建築と一貫したコンセプトに基づきインテリアと家具を設計しています。
隈氏の家具デザインにおいて特筆すべき点は、彼が日本の伝統的なライフスタイルや日本の道具、伝統技術に着目し、
これを現代的なデザインの家具に解釈し直している点です。隈氏とタイムアンドスタイルは、2009年、根津美術館の庭園内にあるNEZUCAFÉ(東京/南青山)で
使われる椅子の開発をきっかけに、オリジナルデザインの家具製作をスタートしました。
現在では10を超える隈研吾氏デザインの家具がタイムアンドスタイルのコレクションにラインナップされています。
本展では、隈氏が過去10年間に手がけた建築プロジェクトから生み出されたプロダクトを通し、
インテリアや家具という新しい側面から、建築家 隈研吾の思想を紐解いてゆきます。

KENGO KUMA EXHIBITION
会期 2019年6月22日(土)- 2019年8月18日(日)
会場 Time & Style Amsterdam
Marnixstraat 148, 1016TE Amsterdam, the Netherlands隈研吾氏講演会
日時 2019年7月26日(金)18:00-19:00
講演会会場 同上