
ART IN TIME & STYLE MIDTOWN vol.27
会期 : 2025 年 9 月 19 日(金)~10 月 19 日(日)
営業時間 : 11:00~20:00
トークイベント : 鹿野震一郎 × 中尾拓哉(美術評論家)
9月19日(金) 17:00~18:00
レセプションパーティー
9月19日(金) 18:00~19:30
*ご予約不要
会場 : Time & Style MIDTOWN
〒107-0052
東京都港区赤坂 9-7-4
東京ミッドタウン ガレリア 3F
お問合せ先
Tel:03-5413-3501 (受付時間:11:00~20:00)
midtown@timeandstyle.com
絵を制作する際に何度も同じモチーフや同じ画像を扱うことがある。同じモチーフを画面上に配置しても、その都度置かれたモチーフに対しての対応が変わる。様々な断片を画面上で繋げたり離したりと様々な選択を繰り返していくと、絵は毎回異なる様相に変化していく。絵を描く環境などによっても選択肢は変化していく。下地が塗られただけの絵の横で絵を進めるのか、完成間近の絵の横で絵を進めるのか、さらには天候、時間や体調などの様々な要素が関係してくる。無数の選択や反応の結果として絵ができあがる。そうして制作された絵画を制作環境から切り離し、異なる空間に持ち込む。展示をすることによって制作が終わった絵に新しい視点が差し込まれる。
今回の展示は六本木の東京ミッドタウン内にある家具店TIME & STYLE で開催される。生活空間を想像させると同時に、多数の家具が配置されていて実際の生活にはあまりないスケール感と物量がある。人々は家具を店舗の空間から切り離し、自分の生活空間に当てはめる想像力を発揮する。様々な空間と想像力が常に連結し続けている場所。六本木、家具店、絵、それらがどのような形で鑑賞者に繋がり、どのような想像力が生み出されるのか。ぜひともそれぞれの遊び方を発見して欲しい。
(鹿野震一郎)


略歴
1982 東京都生まれ
東京都在住
2007 名古屋造形芸術大学芸術学部美術科洋画コース卒業
2006-07 バウハウス大学交換留学 (ワイマール、ドイツ)
個展
2025 「二回目」See Saw gallery + hibit、(愛知)
「text」Satoko Oe Contemporary (東京)
2024 「Things」Koizumi Studio (東京)
2022-23 「年末年始」照恩寺 (東京)
2020 「logs」Satoko Oe Contemporary (東京)
2018 「Jump Over the Flagpole」switch point (東京)
2016 「measurement」 Satoko Oe Contemporary (東京)
2010 「PLOT」 LOOP HOLE (東京)
グループ展
2024 「美しさ、あいまいさ、時と場合に依る」九段ハウス (東京)
「メディウムとディメンション:Maze」 GASBON METABOLISM (山梨)
2023 「イメージの痕跡 ─記憶とリアリティのあわい (都美セレクション グループ展 2023)」東京都美術館ギャラリーA (東京)
2019 「凍りつく窓:生活と芸術」CAGE GALLERY (東京)
2014 「絵画の在りか」 オペラシティアートギャラリー (東京)
2013-14 「Mono No Aware. Beauty of Things. Japanese Contemporary Art」 エルミタージュ美術館 (サンクトペテルブルク)
2013 「VOCA 展 2013」 上野の森美術館 (東京)
2011-12 「4 人展 -絵画- 池崎拓也/石井友人/鹿野震一郎/近藤亜樹」 シュウゴアーツ (東京)