デザイナー

吉良 ゆりな

より早く、より便利に。その条件を満たしたものは、今や私たちの日常に溢れて余りある。
しかし、美しさや幸せを感じられるモノがどれだけあるだろう。

日本ではここ数年、昔のモノや思想がメディアに多く取り上げられ、いわゆる「レトロブーム」というものが続いているが、ブームと片付けてしまうにはやや息が長い。

これは単なるレトロスペクティブなのであろうか。 昔の人たちの日常を取り巻いていたものは、一つ一つが実に美しい。

美しさを表現するために作られたものではないのに、である。仕事や家事の道具一つにとっても、造形的な美しさもさることながら、経年変化による味わいまでもが、あらかじめ計算しつくされているかのような美しさだ。その背後には無名の職人たちの美意識とプライドが、静かに力強く横たわる。

furniture design by Yurina Kira

mirror

タイムアンドスタイルのニュースレターにご登録いただいた方には、ショップ情報、製品、イベントや展覧会などの最新情報をお届けいたします。

メールアドレスは、ニュースレターの配信にのみ使用させていただきます。