Waltz for Nature

ソフトヌメ革を当社と革メーカーとで共同開発しました。厚みがありながら適度な柔らかさと革の質感を表現するために、何度も試作と実験を繰り返して製作した革を、熟練した職人の手でソファに張り込んでいます。

日本には兵庫県姫路市のたつの地区に革の産地があり、日本で鞣(なめ)される革の多くは姫路で作られています。私たちの革は全て革メーカーとの共同開発によって作られているオリジナルレザーです。

これまではソファ本体の形に馴染みやすい薄めの革を主に製作してきましたが、新しいソファ開発に際して、革の本場であるヨーロッパでも実現できないような、質感をデリケートに表現した厚手な革で、適度な柔軟性のある触り心地と強度の高い革の開発に取り組みました。 表皮を残した本来の質感を持つ革は、時間を掛けて使い込む程に艶が出て、味わいのある経年変化をしてゆきます。長期に渡って使用してゆくことで、革が魅力を増し、長時間使用できるソファが実現しました。強度を保つためにソファ内部の木枠による構造を検証し、快適な座り心地のために各部位ごとのウレタンの柔らかさや硬さを変え、背には羽毛を使用するなど、あらゆる製造方法やパーツの選択肢の中から厳選して、全体の設計を行います。

最も難しい部分は、やはり最後の仕上げとなるレザーの張り込みです。分厚くて硬さのある革を張り込むことは熟練した職人の経験値に裏付けされた技術が不可欠で、革メーカーの情熱と職人の技術なくしては実現できなかった製品です。この高い技術はステッチの美しさにも表れています。存在感のある太めの木フレームに対して、薄い座面のデザインとしました。

これは、肉厚なレザーによって全体の軽快感が失われるのを避けるためと、新しい構造に挑戦するためでもありました。このように薄い座面であってもゆったりと反発するクッション性を保ち、快適な座り心地を実現することができました。さらに、本体を支える木脚とフレームには細やかなディテールが施されています。4本の脚と座枠を意匠的にも一体として繋ぐために、玉縁という木部を削り出したレリーフを施しました。脚の内側は緩やかなカーブを描き柔らかな雰囲気を生み出しています。革やフェザー、木脚と言った自然素材からなるソファへの感謝を込めて、Waltz for Natureと名付けました。

品番: S-191 / S-192 / S-193 / S-194L,R / S-195 / S-196 / S-197
サイズ: W790×D1000×H670×SH405 ~ W2000×D1000×H670×SH405
背 / 座:
ファブリック張り(F) / レザー張り(L)
脚: