The silent pacific sofa

このソファは、太平洋のように広く大きな海が静かに凪いでいる景色に浮かぶ、日本という島をイメージの源泉としています。太平洋は日本から遥か北米の海岸線から南米の海岸線まで果てしなく続く、世界で最も大きな海です。その大きな太平洋に浮かぶ小島が日本という島国です。

日本からはその大きな太平洋を見ることができますが、その海原の先がどこまで続いているのかは計り知れません。また、日本と韓国、中国の間に位置し、中国大陸と日本を隔てる日本海は、太平洋と異なる姿と色をした海です。その海を越えて渡ってきた中国や韓国などの大陸文化が、この東の果ての小さな島国に留まって、独自に進化を遂げました。今では中国や韓国などの国々では失われてしまった貴重な遺産が、日本には全国各地に数多く残され、今でも大切に生き続けているのです。そのような日本を取り囲む太平洋のような、雄大なスケールを感じることができるソファの在り方をイメージしました。

座面は出来るだけ薄く保ちながら、クッション性のある快適な座り心地を目指しました。反発力と復元力を持たせるために、100ミリの座面内部に50ミリのポケットコイルを使用し、表面が滑らかな稜線となるように、フェザーバッグを入れて、細やかな触感に仕上げました。ソファ本体には柔らかな佇まいを持たせるために、クッション性のあるウレタンと樹脂綿を入れて、全体に優しい表情を纏わせています。

座面を大きく確保し、この座面を床の他のもうひとつの生活するレイヤーとして捉えて、畳の上で寛ぐようにソファの上に裸足で横たわり、音楽を聞きながら読書をしたり、子供たちやペットと一緒にゆっくりと寛いだりできるような空間を作り出しました。低く抑えた背もたれは、空間の中での座面の大きな広がり感を際立たせています。柔らかさと背当りとしての機能性は十分に満たしていますが、付属するマチ付のクッションがさらに背中をしっかりとサポートします。

ロストワックス製法で作った、アジャスター機能付きの真鍮の脚は緩やかに伸びて、脚先はラッパ状に広がり地面をしっかりとホールドします。真鍮脚は、地色である黄金色のタイプと黒染めをしたグレー色から選ぶことができます。グレー色は真鍮を触媒反応によって染色してあります。この染色技術は塗装ではないので、退色しません。脚を繋ぐ貫は特殊な形状の金属棒で、押出成形という製造法によって製作しています。金属の塊に数百トンという圧力を掛けて型の中を通過させることで、特殊形状をしたパイプが押し出されて出来あがります。

様々な用途に対応できるように多くのサイズバリエーションを用意しました。ディベッドやオットマンなどを単体で使用することもできます。

   

品番: S-181 / S-182 / S-183L,R / S-184 / S-185
サイズ: W1000×D1000×H670×SH395 ~ W2000×D1000×H670×SH395
背 / 座:
ファブリック張り(F) / レザー張り(L)
脚:
真鍮 – 磨き / 黒染