Musashi

畳が敷かれた日本の和室で使用できるように、前脚と後脚を摺り脚で繋ぎました。床にフラットな長い接地面を持つこの椅子は、4 本脚の椅子とは違う日本独自の意匠性を持ち、縦格子の背もたれの意匠と脚のバランスが新しい存在感を醸し出しています。

背柱から後脚、そして前脚、摺り脚へと木のフレームが一体となって繋がる意匠は、京都や飛騨高山などの日本の古い街並の風景や社寺のような日本建築を想起させます。また、格子の意匠は整然とした美しさを持つ日本的な印象を与えながら、格子のエッジをわずかに面取りすることで柔らかな使用感を実現し、緊張感の中に優しい雰囲気が共存しています。

Materials and finishes

Fabric

Leather

Wood and FInishes