make up

日本には昔から、嫁ぐ娘に嫁入り道具のひとつとして鏡台を持たせる習慣があり、女性の宝箱のような大切な存在である三面鏡などの鏡台が長い間使われていました。近年、嫁入り道具を持参するという日本の慣習がほとんど消え、現在では僅かな地域のみでの風習となっています。当時の鏡台は畳の間に置き、床に座って化粧をしたり、鏡から少し離れて姿見として使い、床面に近い所に化粧品を入れるための小引き出しが付いているものが主流でした。また、昔から神社では、御神殿の神様として鏡が奉られているほど鏡は神聖なものでしたので、家庭内でも鏡台を使っていない時は鏡の面に布を掛け、使用する時だけ布を上げて使う作法となっていました。

家具産業の地方産地は元々鏡台を生産することを主としており、静岡や徳島、広島などは鏡台の産地として栄えました。しかし、鏡は日本の女性にとって欠かせないアイテムですが、近年では昔ながらの和室用の鏡台は使われなくなっているのが現状です。そのような日本の鏡台の伝統も踏まえながら、三面鏡付きのデスクを作りました。引き出しも付け、できるだけ鏡台としての存在感が強くならないように装飾は削ぎ落し、シンプルな三面鏡としました。

ミラーの両サイドは内側にヒンジを付けて手前に折れる仕様になっていますので、様々な角度から顔の様子を見ることができます。ベッドルームだけでなく、リビングルームに置いてデスクとして使用することもできるシンプルな存在感です。

 

品番: T-121
サイズ: W1400×D500×H1300×TH720
本体:

ミラー