Linate brass, Linate wood

Linateは2001年頃にデザインしてから、基本的な仕様変更は行わずに製作を続けてきました。木の角材を使ったしっかりとしたフレームに支えられた、シンプルな背もたれと座面の構成は、私たちのデザインコンセプトである簡潔性をそのままに表現しているものです。脚の太いフレームは日本的で簡潔な構造物の印象を与え、無駄のない背もたれと座面の奥行きは日本的なソファの存在感を生み出してきました。

私たちがこれまで製作してきたコーナータイプのソファの中では、最も販売数の多い製品ですが、これまでのシンプルなデザインの在り方を継承しながら、製品をより進化させたく、内部構造も含め細部に至るまで丁寧にリモデルしました。

まず、座面を薄くすることによってソファ全体に広がり感と日本的な繊細な印象を持たせました。座面の中材にウレタンを使用してきた今までの構造から、ベッドにも使用するポケットコイルに変更することで、弾力性と反発力を生み出し、座り心地と耐久性を向上させています。また、この製品の特徴でもあるアームレスのデザインは、空間の中で水平方向に広がりながら視線を遮りません。アームレスソファのスペースの効率性と簡潔な存在感によって、無駄のないソファとなっています。空間の中での存在感を考えながら背当りの快適性を向上させるために、従来の製品よりも背もたれの高さを高くしました。さらに、座面、側面、背もたれにも僅かな膨らみを持たせることで、薄い座面や背中にもふくよかさを持たせています。コーナーソファーとして使用されることが多いLinateですが、1人掛けや2人掛けのラインナップも揃えました。

木脚の意匠には細やかなディテールを施しています。今までフラットだった脚の表面に緩やかな膨らみを持たせ、その優しい曲面によってソファ全体に柔らかさと日本的な構成美を同居させました。また木部を縁取るように細い玉縁の装飾を加えることで、より密度と格式のある存在感、さらには日本的な表情と木部の面の柔らかさを生み出しています。シンプルな意匠の中に細やかなディテールを施すことで全体の印象を保ちながら、繊細さを与える試みです。全体のシルエットとアウトラインは今までのLinateを継承しています。

木脚タイプのほかに、ロストワックス製法による真鍮脚と押出成形で作られた貫のベース加えて、真鍮の表情がソファ本体と同化し、より軽快な印象を持つ真鍮脚のバリエーションを用意しました。薄い座面に張り込まれたファブリックやレザーと真鍮の黄金色が組み合わされたLinate brassは、Linate woodとは全く異なる存在感です。

品番: S-251B / S-252B / S-253BL,R / S-254BL,R / S-255B / S-251W / S-252W / S-253WL,R / S-254WL,R / S-255W
サイズ: W850×D850×H715×SH395 ~ W2650×D850×H715×SH395
背 / 座:
ファブリック張り(F) / レザー張り(L)
脚:
真鍮 – 磨き / 黒染