Ballet

古い日本の屋敷には衝立という空間を仕切るための可動式の道具がありました。玄関を開けて土間から屋敷の奥が見えないように、小上がりに目隠しのための衝立を置きました。木の枠がまわった衝立には絵が描かれていたり、彫り物が施してあったり、玄関の間にどっしりと存在していたものでした。その衝立を支えている脚の在り方と構造的な考え方をこのテーブルの脚に用いました。

脚の構造に強度を持たせるために両脚を床面と天板裏の貫で繋ぐことで、脚全体をぐるりと繋げ、衝立のような構造を応用しました。このシンプルな構造によって安定したバランスを保っています。また、衝立が持つ堅い印象から優しい印象をテーブルに持たせるために、脚のエッジを削り、柔らかな形状にしています。縦に伸びる2本の支柱は楕円にし、両脚の意匠に合わせて自然界にある有機的な形状に削り出しました。座った時にテーブルの脚に人間の足が触れたときに柔らかな当りを得ることができるように、テーブルの脚の形状は緊張感のある形を保ちながらも、できるだけ全ての構成が有機的に繋がるように削っています。このテーブルは椅子がどの位置からでも座れるようにテーブルの脚の在り方を模索していました。

テーブルの機能性で最も大切なことはどこからでも自由な角度で座れ、ストレスなく使用できることです。天板の形状は、長手の両端が伸びやかな姿になるように、先に伸びるに従って細く削り出しています。天板のホリゾンタルな形状はこのテーブルだけが持つ特徴となっています。

品番: T-481 / T-482 / T-483 / T-484
サイズ: W1800×D900×H720 ~ W2400×D900×H720
本体: