a chair of poet

有機的な形をした3つのリングが繋がる背は、一見すると個性的で印象的な意匠ですが、触れた時に感じる、その繊細で儚げなフレームの形状が空間に静かで詩的な雰囲気を作り出します。ルネッサンス様式の 建築物から切り取ったようなリングの意匠は、伝統様式的なイメージを持ちつつ、脚から座枠そして背中までの流れるような繋がりで完結性と簡潔性を同居させています。この椅子が置かれる空間には、新鮮な緊張感と伝統的な意匠が持つ懐かしさが共存します。